令和4年度 自動車特定整備業実態調査結果の概要
                  総整備売上高は 2年ぶりに増加
                 〜 前年度比3.4%増加の 5兆7,388億円!〜

 本調査は、自動車整備業の現状及び経営状況等の実態を把握し、同業者の健全な発達に資する方策の基礎資料として活用することを目的に実施するものです。
 今回の調査は、令和4年6月末現在。(整備売上高については、令和3年7月1日から令和4年6月末までに決算が終了した事業実績であり、会計年度では「令和3年度」実績となります。
 自動車整備事業者(令和4年6月末時点91,711事業場)のうち、約2割を対象(有効回答率は約45%)に調査を行い算出したものです。

                 ◇◇ 調査結果の概要ピックアップ ◇◇

 ※ 総整備売上高  <2年ぶりの増加>
      総整備売上高は 5兆7,388億円、前年度比 1,878億円増(3.4%増)と増加に転じた。 業態別では専・
     兼業が 920億円増(3.4%増)、ディーラーが 921億円増(3.5%増)、自家が 37億円増(1.6%増)と、いずれも
     増加となった。作業内容別では、「車検整備」が 2.6%増、「定期点検整備」が3.4%増、「事故整備」が 4.0%増、
     「その他整備」が 4.0%増と、いずれも増加した。


 ※ 事業場数  <7年ぶりに増加>
      事業場数は 91,711事業場で、前年度と比較すると 257事業場(0.3%増)と7年ぶりに増加となった。
      指定工場数は 30,104事業場で、前年度と比較すると 21事業場(0.07%)増加となった。


 ※ 整備要員数  <前年度比 0.2%の増加>
     整備要員数は 399,619人、前年度と比較すると 667人増(0.2%増)で、その内の整備士数は
    331,681人で、前年度と比較すると 2.638人減(0.8%減)となり、整備要員数に対する整備士数の
    割合(整備士保有率)は0.8ポイント低下して83.0%となった。


 ※ 整備要員1人当りの年間整備売上高
      <前年度比 3.2%の増加>
     整備要員1人当り売上高(自家除く)は 14,433千円で、前年度と比較すると3.2%増となっている。
      なお、業態別では、専・兼業が10,514千円 (前年度比 3.2%増)、ディーラーが 23,180千円 (前年度
    比 3.3%増)となった。


 ※ 整備要員の平均年齢 <前年度比0.3歳の上昇>
     整備要員平均年齢(自家除く)は 46.7歳で、前年度と比較すると 0.3歳の上昇となった。
      業態別では、専・兼業が 51.2歳(前年度比 0.4歳上昇)、ディーラーは 36.8歳(前年度比0.4歳上昇)
    であった。


 ※ 整備要員1人当たり年間平均給与 <前年度比 1.4%の増加>
     整備要員1人当たり年間平均給与(自家除く)は 4,044千円で、前年度と比較すると 1.4%増
    なっている。
     業態別では、専・兼業が 3,703千円(前年度比0.8%増)、ディーラーが 4,805千円(前年度比 2.6%
    増)となった。


自動車整備業の概要
 
  (注) 各項目の数値は、各年6月現在のものである。 ただし、※印の数値は、各事業場の6月に最も近い決算期の数値に
     よるものである。
      なお、平成28年度は全事業場を対象に調査を実施し、その年度以外は2割の抽出調査である。

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